防犯・監視対策に設置する防犯カメラの特徴は?
現代の防犯カメラは、ただ「録画する」だけでなく、さまざまな機能を備えており、家庭・店舗・工場などあらゆる場所での防犯・監視対策に役立っています。そのため、防犯カメラを検討する際には、目的に応じた特徴を把握することが重要です。
防犯カメラには、大きく分けて「有線タイプ」と「無線(Wi-Fi)タイプ」があります。
有線タイプは、安定した録画と長時間の録画に適しており、商業施設や工場など常時監視が必要な場所に向いています。一方、無線タイプは配線工事が不要で設置も手軽なため、一般家庭や小規模店舗に人気です。
次に重要な特徴となるのが、画質です。
現在は、フルHD(1080p)や4Kの高解像度モデルも普及しており、人物の顔や車のナンバープレートまではっきり映せるのが強みです。証拠として活用する場面を想定すると、最低でもフルHD画質以上のモデルを選ぶのが安心です。
また、赤外線暗視機能(IR)を搭載したモデルは、夜間でも鮮明に映像を記録できるため、侵入や盗難のリスクが高まる夜間の監視に適しています。それに加えて、モーションセンサー機能付きのカメラは、人や車などの動きを感知して録画を開始したり、スマホに通知を送ることが可能。空き家や留守中の自宅、夜間の店舗などには非常に便利な機能となっています。
最近では、クラウド録画やアプリ連動型のスマートカメラも増えており、外出先からスマートフォンで映像を確認したり、録画データをクラウドに保存しておくことも可能になっています。これにより、万一カメラ本体が壊されても、証拠が残る安心感があります。
防犯カメラは設置するだけでも「見られている」という心理的効果から、防犯抑止力を高める力があります。目的や設置場所に応じて、必要な機能を備えたモデルを選び、日常の安心を守るための有効な方法のひとつとして活用してみてはどうでしょう。